RGBビデオコンバータキットを作る

徒然日記からの抜粋です。

2008年


09月13日(土)

・RGBビデオコンバータキット

「未組み立てのキットが沢山ある」と以前紹介したのですが、その中の一つを組み立ててみることにしました。
作る予定なのは、これ。


「RGBビデオコンバータキット(CXA1645使用)」。秋月電子通商で2003年12月に購入。\2,600なり。

5年間も組み立てずに置いておいたのね(汗)
これは、200ラインのアナログRGBを、コンポジット・Sビデオに変換するキットです。
現在は絶版かな?
何に使用したくて、このキットを買ったのかというと、古いパソコン(マイコン世代かな)のデジタルRGBを、コンポジットに変換したかったから。
オークションを使用すれば、当時のCRTモニタも手に入れられるのですが、ブラウン管の物を置いておくのはちょっと辛い。
どんなに古いパソコン用モニタでも、リサイクル料金がかかるので、持っていたくないし・・・。
そんなわけで、このキットで、普通のテレビをパソコン用のモニタにしようというわけです。
目標は、MZ-2000/MZ-1500/MZ-700で使えること。
まあ、MZ-1500とMZ-700はこれを使わなくても、テレビにつなぐことはできますが・・・。
MZ-2000は、本体にグリーンモニタが付いているのですが、外部出力だとカラーで見ることができます。
MZ-2000を使い出して20年近く、一度もカラーで見たことがないのです。
なので、「カラーで見たい!」というのもあります(笑)

で、ここで問題になるのが、「デジタルRGBとアナログRGBをどうやって変換しよう?」というところ。
あと、キットで使用している、SONYのCXA1645というチップは、同期の入力が複合同期の入力しかない。
「H-Sync/V-Syncから、複合同期をどうやって作ろう?」という問題もあります。
で、考えた結果がこの回路。


(クリックで拡大します)

キット側の回路は公開できないので、私が考えた部分だけです(笑)
CADは準備が面倒なので、手書きです・・・これだけの内容だし。
デジタルRGBは、R/G/B各色が、ONかOFFの状態しか無く、それがTTLレベルで出力されているだけです。
なので、それを受けて、電圧を1Vp-pに変換しているだけです。
可変抵抗は、色の微調整用です。
LSシリーズを使ったのは、パソコン側がLSシリーズを使っているようだったから。
それに、プルアップとか、空きピンの処理が面倒という所もあります(笑)
同期回路については、EX-ORを使えばよいらしいので、74LS86を使用して信号を作り出しています。
CXA1645の入力はTTLレベルなので、これだけでOKです。

さて、回路も考えたし、必要な部品を集めますか。
実験をしてみて、うまく動いたら、ケースに組み込もうと思います。
どちらにしても、MZシリーズは実家に置いてあるので、すぐに実験できないし(笑)


10月04日(土)

・「RGBビデオコンバータキット」を製作

追加回路の部品を木曜日に買ってきたので、9月13日に紹介した「RGBビデオコンバータキット」の製作を始めました。
追加回路部分の動作確認が必要なので、とりあえず動く段階まで組み立てます。


5時間かけてこの状態。

ICソケットに部品が取り付けていないのは、まだ電源を入れていないから。
電圧チェックと、極性を確認したら部品を取り付けます。
SONYの石なんて、壊したら代わりがないからねぇ・・・。
明日あたりに、コネクタの取り付けを行います。
で、動作確認後にケースに入れる予定。
その前に、実家で動作確認です・・・。


10月12日(日)

・「RGBビデオコンバータキット」を動かしてみる

今回の3連休は実家に帰ってきているので、4日に製作した「RGBビデオコンバータキット」の動作確認を行いました。
(MZ-2000/1500/700で使えるように、追加回路を入れています)


4日に製作した段階ではこんな感じ。

必要なコネクタを取り付け、電源を準備、各ICの電源ピンに正しく電圧がかかっていることを確認後、ICを取り付けます。
その後、74LS06の出力電圧が1Vになるように、VR(可変抵抗)を調整します。
これで、下準備は完了です。

で、いよいよ、MZ-2000につなげて画面を表示してみます。
が・・・映らない(汗)
見た感じでは、同期信号がしっかり入っていないようです(画面が流れてしまっている)
「ん〜・・・」と思いながら、MZ-700の「OWNER'S MANUAL」を見てみたら、ちょうどその部分の回路が公開されていました。
(当時のマシンは回路図・アドレス・プログラムまで公開されているのですよ。ちょっとビックリ。これなら、勉強用の機械としても使えますね)


「OWNER'S MANUAL」の該当ページ。

複合同期信号の作り方が間違っていました・・・。
先日書いた回路では、74LS86にH-SyncとV-Syncをそのまま入れていたのですが、V-Syncは論理を反転させる必要があるらしい。
それと、R/G/B信号の論理も間違っているし(汗)
こちらも反転する必要があります・・・。
結局、74LS04を追加することになりました。


追加後の本体。

あり合わせの部品で追加したので、ICソケットもピン数があっていません(汗)
修正した回路図は、後日公開します(実家にスキャナがないので)
で、再度、MZ-2000につないで電源を入れてみます。

・・・おおっ!「Make ready CMT」が白色で表示されましたよ!
いや〜、しっかり動いてくれて感激です。

さっそく、所有しているゲームソフトをロードしてみます(笑)


キャリーラボの「大脱走」

当時(20年以上前)、かなりプレイしたゲームです。
本体のグリーンディスプレイでしかプレイしたことが無く、「カラーで見たい!」とずっと思っていたゲームです。
いや〜、今になって、カラーで見られるとは思いませんでした。
久しぶりにプレイをしたら、3面でGAME OVERでした・・・。


ハドソンの「トランプ狂」

これ、カラーディスプレイ専用ゲームです。
グリーンディスプレイだと、トランプの柄が分かりません(汗)
なので、初めてプレイしたのです・・・。
あ、MZ-2200専用で発売になってる(汗)
当時、ハドソンの広告で見て、「ああ、綺麗なグラフィックだなぁ」と思っていたのを思い出します。


当時の「トランプ狂」と「花札狂」の広告。


キャリーラボの「ビクトリアスナイン」

こちらも、カラーディスプレイ専用ゲームです。
MZ-2000側は、表示もしません・・・。
実は、画面を初めて見ました(汗)

こうやって、カラーで見ることができたので、作った甲斐がありました。
さて、動作確認ができたし、ケースに組み込みましょう。
どんな格好にしようかな。
あ、あと、他の機種でも動作確認をしないと。
これは、ケースに組み込んでからかな。


11月02日(日)

・「RGBビデオコンバータキット+追加回路」の回路図を書く

10月12日に動作確認をした、「RGBビデオコンバータキット+追加回路」。
回路図を「後日公開します」と書いたまま、時間が経ってしまいそうだったので、D2CADを触り始めた事もあり、思い切ってCADで書いてみました。


作成した回路図(リンク先はPDFファイル)

やはり書いて正解です。
すっかり修正内容を忘れていました(汗)
あと、CADの使い方は段々と慣れてきました。
といっても、この回路を書くだけで2時間かかりましたが・・・。
あ、誤字・誤配があるかも知れませんが、その際はご容赦を。

ちなみに、この回路の前段部を応用して、デジタルRGB→AVマルチ端子なんていう接続もできますね。
その方法なら、当時の専用モニタと変わらない品質で表示できるんじゃないかなぁ。


11月23日(日・祝)

・ケース加工な一日

次に、10月12日に動作確認をした、「RGBビデオコンバータキット」用のケースを加工します。
使用したケースは、タカチのYM-150です。


穴あけ完了後は、こんな感じ。

ケースが大きいので、穴あけは目見当で行いました(汗)
その割には、上手くいったかな・・・と思っています。
で、今回のケース加工で一番時間のかかった、電源スイッチ用の角穴加工。
ハンドニブラを持っていないので、ドリルで10カ所ほど穴を開け、ヤスリで長方形に整えます。
これだけで、2時間もかかってしまいましたよ・・・。
あ〜、ハンドニブラを買ってこよう。
よりみちで\1,500位だったし。
これも、内部配線は来週以降に行う予定です。


2009年


07月26日(日)

・「RGBビデオコンバータキット+追加回路」をケースに組み込む

去年の10月に基板製作、翌月にケース加工をした、「RGBビデオコンバータキット+追加回路」の基板組み込み・配線を行いました。


こんな感じになりました。

長いこと放っておいた物に、やっと手をつけます(汗)
やっぱり、作るのに期間を空けちゃダメですね。
どんな状態なのか、思い出すのに時間がかかりました・・・。

で、この状態まで配線を行い、次に、電源スイッチを取り付けようと思ったのですが、その電源スイッチが気に入らない。
特に、パイロットランプが無いのは、うっかりしていました・・・。
通電中がわからないじゃん(汗)

というわけで、作業はここで中断し、電源スイッチを新たに買うことにしました。
明日あたり、秋葉原に行こうかな・・・。


07月28日(火)

・「RGBビデオコンバータキット+追加回路」がやっと完成した

おととい作業を中断した、「RGBビデオコンバータキット+追加回路」の作業を再開しました。

昨日、秋葉原に行って買ってきた、ロッカースイッチを取り付け、配線再開です。


内部の配線はこんな感じ。

ロッカースイッチに内蔵されているLEDのVfが2Vとのことなので、制限抵抗を620Ωとし、電流を4.8mA流しています。
そんなに明るく点灯させる必要ないしね。

で、組み立て完了です。


背面はこんな感じ。左から、デジタルRGB入力、S映像出力、コンポジット出力、DC入力。

DINコネクタには苦労させられました。
DIN8Pでも、ピンの位置が違うタイプがあるんだもんなぁ・・・。
これも、部品を買い直しています(汗)


前面はこんな感じ。

昨日購入したロッカースイッチを使っています。
電源ONでこのくらいの明るさなら、問題ないでしょ?

あと、パソコンと、このコンバータを接続するケーブルも作成しました。


両端DIN8Pのケーブル。

既存品のケーブルがあるのかな?
よくわからなかったので、作成してしまいましたよ・・・。

で、やっと完成です。



専用にACアダプタも買ってきたので、これ1式で、パソコン(マイコン)から映像を取り出すことができるようになりました。
や〜、ここまが長かったなぁ・・・。
「RGBビデオコンバータキット」を買ったのが、2003年12月。
で、キットを作り始めたのが2008年9月、ケース加工をしたのが2008年11月ですからね。
やはり、優先順位が低いと、完成までに時間がかかりますね(汗)

さあ、実家に持って帰って、動作確認しよう!


08月16日(日)

・「RGBビデオコンバータキット+追加回路」の動作確認

実家に帰省していたとき、先月完成させた「RGBビデオコンバータキット+追加回路」の動作確認を行いました。


動作確認には、MZ-2000を使いました。

MZ-2000の上に、今回製作した「RGBビデオコンバータキット+追加回路」が置いてあるのがわかるでしょうか?
で、コンバータの出力を、左側のテレビに映しています。
やっぱり、ケースに入っていると便利ですね。
あ、動かしているソフトは、キャリーラボの「大脱走」です。

コンポジットとS映像の比較をしてみました。


コンポジットの映像。


S映像の画像。

ブラウン管テレビの画面を、直接撮影しています。
これを見るとわかると思うのですが、S映像の画面はきれいです。
「これなら、普通にディスプレイとして使えるかも」と思いましたよ。
コンポジットの内部配線に、シールド線を使っていないので、その関係もあるかも。
もう少し、内部に手を入れたいですね。

ん〜、MZ-2000のゲームがいろいろ欲しくなってきたぞ(笑)
特に、ミステリーハウス(マイクロキャビン版ね)がプレイしたい。
当時、憧れのゲームだったんだよなぁ・・・。


2008.10.26/2008.11.03/2009.08.02/2009.10.12
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