VP-1020+ProgDVBでいろいろ受信してみる!


リクエストが来た

VP-1020でHDの受信をしてみる!」を書いたら、「ProgDVBを使って受信して!」というリクエストが来た。
以前から、名前は知っていたのですけどね〜。
DVBAppsにドネーションしていたので、そちらを使うようにしていたのです。
($20がもったいないので(笑))
ただ、高機能という話を聞いていて興味があったので、ProgDVBを使用してみることにしました。

準備する物

今回は、以下のような物を準備しました。

・VP-1020ボード(Twinhan)
VP-1020Aボードでも可能なはず。
PC用衛星デジタルチューナです。
日本だと、コンテックさんが扱っています。

・ProgDVB
受信用のソフトウェアです(ダウンロードはここから)
いろいろなPC用衛星デジタルチューナに対応したソフトウェアです。
ドメインの情報からすると、ラトビアの人が作ったのかな?
DiSEqCや、4:2:2、HDTVに対応しています(4:2:2とHDTVは付属Codecの性能なのですが)
ちなみに、私の環境では最新版の4.55では上手く動作しなかったので、一つ前の4.48.2を使用しています。

・VP-1020ボードを挿すPC
私はeMachinesのN2240(Celeron2.2GHz、メモリ640MB、Windows XP Home)を使いました。
VP-1020でHDの受信をしてみる!」で紹介した環境と同じですね(笑)

・パラボラアンテナ
パラボラ本体は大畑電機製作所の120cmメッシュ(GD-120AL)で、LNBFにPBITurbo-4200を使用しました。
これも、「VP-1020でHDの受信をしてみる!」で紹介した環境と同じですね。

ここからの話は

VP-1020が以下の状態で正しく受信できているのを前提条件として話を進めていきます(ドライバのバージョンとか色々あるしね〜)

・PCに正しく実装されていること
まあそりゃそうですね(笑)
といって侮ってはいけません、PCIカードのコンタクトが接触不良とかありますから。

・Twinhanのサイトにある最新バージョンのソフトウェアで受信できていること
VP-1020の場合、Twinhanのサイトにある、DVB-TV V2.432が動く状態にしてください(ファイル名がDVB-TV V2.432.zip)
意外にこれがすんなりいかないのよね・・・。癖ありすぎです(汗)
クリーンインストールならそんなに苦労しないかも。
まあ、最低限、そのファイル内にあるドライバをインストールすればOKです。

VP-1020Aの場合はどうなんだろ?
TwinhanDTV 2.606が動いていれば良いのかな?
現物がないのでわかりません。
(VP-1020AとVP-1020は細かい違いがあるようで、VP-1020でVP-1020A用のTwinhanDTV 2.606を使おうとしたけど、動きませんでした)

ProgDVBをインストールする

ProgDVBのサイトから、プログラムをダウンロードします。
私の場合、前述の理由からバージョン4.48.2(ファイル名ProgDVB4.48.2FullInstall.exe)を使用しました。

で、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、このような画面が出てきます。



「Select card/mode of ProgDVB after installation:」を「TwinHan compatible」にします。
必要に応じて、「Destination directory:」を変更します(ここではデフォルトのC:\ProgDVB\のままで進めていきます)

「Next」をクリックし、次へ。



「Timeshift」をどうするか聞いてくるので、「Disable」か「In memory」「In file」のどれかを選択します。
「Timeshift」とはHDD/DVDレコーダでおなじみの機能で、現在放送されている番組を一時停止し、再開するとそのまま続きを見られるという機能ですね(東芝のテレビで松井選手が出ているCMなどがわかりやすい)

私は不要だったので「Disable」にしました。
必要に応じて選択してください。
タイムシフトを使いたい場合、メモリがたくさん搭載されているマシンならば「In memory」に、そうではない場合は「In file」が良いでしょう。
ただ、「In file」にすると、常にHDDに書き込みを行うので、動作が緩慢になると思います。

どれにするか選択をしたら、「Next」をクリックし、次へ。



モジュールの選択になるのですが、デフォルトで問題ないでしょう。
気になるようでしたら、不要な物のチェックをはずすなり、必要な物のチェックを入れてください。
(私としては、将来的に「Broadcast server」は触ってみたいですね)

で、「Next」をクリックし、次へ。



そうすると、圧縮ファイルを展開し、その後インストールが行われます。
(自動で行われます)

インストールが終了すると、こんな画面になります。



「OK」をクリックして、ProgDVBを起動してみましょう。

初期設定をする

ProgDVBが起動すると、最初にこんな画面が出てきます。



この状態では、LNBの設定も、受信する衛星の設定も行われていないので、初期設定を行います。


と、その前に、ProgDVBからVP-1020が正しく見えているか確認しましょう。

「Settings」の「Device list」を選び、下記の画面を出します。



TwinHan DVB-Sの所にPCIボードのアイコンがあり、その左端のボードが緑色でアクティブになっているのを確認します。
正しく認識されていない場合は、灰色になっています。

OKならば、「OK」をクリックします。

次に、「Settings」の「DiSEqC」を選び、下記の画面を出します。



DiSEqCスイッチを使用している場合は、使用しているスイッチを選択して、各ポートのLNBの種類やLo周波数、衛星を設定します。
(4ポートDiSEqCスイッチの場合、上からA・B・C・D(1・2・3・4)です)
DiSEqCスイッチを使用していなくても、LNBの種類やLo周波数、衛星を設定します。

設定をしたら、「OK」をクリックします。

これで、簡単な初期設定は終了です。

受信してみる

初期設定が完了したら、とりあえず衛星を丸ごとスキャンしてみましょう。
(ProgDVBであらかじめ準備されているTPの設定でスキャンしてみます)

「Channel list」の「Channel search」から自分の設定した、スキャンをしたい衛星を選択します。
(私の場合「PAS 8」です)
選択をすると、すぐにスキャンが始まります。



TPの設定はCバンドとKuバンドが混在しているので、「Please insert a valid frequency」といわれます。
そのときは「OK」をクリックしましょう。

スキャンが終了すると、このような画面が出ます。



赤色のチェックはスクランブルあり、緑色のチェックがFTAです。
まあ、「MTV China」に赤色のチェックが入っていたり、「TVBS」に緑色のチェックが入っていたりして、あまりアテにならないのですが(汗)
(受信したデータに忠実なためと思われます)

「OK」をクリックすると、メイン画面左側にパッケージ名がいろいろ出てきたと思います。
見てみたいチャンネルをクリックしてみましょう。

そうすると・・・。



おお〜、受信できました。

操作に関しては特に難しくないと思います。
アイコンだけ説明すると、左から「ファイルオープン」「前のチャンネル」「後のチャンネル」「全画面表示」「テレビ画面表示」「チャンネル検索」「録画」「EPG」「サブタイトル」「テレテキスト」です。
左側のチャンネル一覧と、このアイコンだけで十分操作できますね。

私が便利だと感じたのは、やはり左側のチャンネル一覧。
パッケージ別に分かれていて、クリック一つでチャンネルが変更できるので便利です。

ASIASAT-4(C)のHDTVを受信してみる

SDTVのFTAが受信できたならば、次にHDTVを受信してみましょう。
VP-1020でHDの受信をしてみる!」でも受信した、ASIASAT-4(Cバンド)・4060V・SR27500のCCTV-HDを受信してみます。

「Settings」の「DiSEqC」を選択し、「Set posion and DiSEqC settings」画面を出します。



実は、ProgDVBをインストールした直後には「ASIASAT-4」がありません。
ASIASAT-4を追加するための、「.ini」ファイルの作成方法を書いても良いのですが、とりあえず適当な衛星を選びましょう(汗)
今回は、「Telecom 2A」にしました。

その後、「Channel list」の「Scan transponder」を選択し、周波数・偏波・SRの入力を行います。



「LNB」を「Telecom 2A」にし、「Frequency」を「4060000」に(周波数はkHz入力なの)、「Pplarisation」を「V」、「Symbol rate」を「27500」に設定します。

その後、「Scan」をクリックすると「1080i25」というチャンネル名が出てきます。
(出てこない場合は、設定やアンテナの向きを確認しましょう)
チャンネル名が増えたのを確認し、「OK」をクリックします。
そうすると、メイン画面左側に、新たに「Telecom 2A」のタブができて、そこに「TANDBERG」−「1080i25」があると思いますので、「1080i25」をクリックすると・・・。



おお、HDTVも受信できました。

音声も映像も「VP-1020でHDの受信をしてみる!」で紹介したDVBAppsより再現度が良さそうです。
ただ、デコードにCPUパワーを持って行かれるらしく、操作をしてから数秒〜数十秒待たないと反応してくれません。
この辺は、DVBAppsは軽くて良かったな。

「とある機能」を入れてみる

ProgDVBにはPlug-in機能があって、AC3コーデックやEPG、Teletextなどの機能が追加できるようになっています。
で、「謎の受信機を使ってみる!」でも紹介した「とある機能」も追加できるのです。

その「とある機能」本体と「Key code」ファイルをダウンロードし、展開します。
その展開したファイルを、ProDVBをインストールしたフォルダ内にある「Plugins」フォルダに入れます。

それでProgDVBを起動し、PAS-8のEra Bouquetを受信すると・・・。





はい、こんな感じで受信できてしまいます。

いやはや、こういう機能があるからこの手のソフトは人気があるのですね。
ちなみに私が使ったのはS2emuというやつです(ここが便利)

4:2:2を受信してみる

え〜い、こうなったら4:2:2も受信してしまえ!(笑)
というわけで、4:2:2が常時出ている、PAS-8(Cバンド)のCNN HKGを受信してみます。

今までと同じ方法で、CNN HKGが出ている3812H・SR10850をスキャンします。
そうすると、チャンネル名が追加されていると思いますので、それをクリックします。
(私の環境では「{noname NID=0}」の「noname SID=200 TID=188」となっていました)



ん〜、本当に簡単に受信できてしまいますね。

便利なソフトだ!

いや〜、ProgDVBの人気がある理由がわかりました。

・わかりやすい操作体系
・いろいろなフォーマットが受信可能
・「とある機能」なんかもできちゃう

そりゃ、皆さん使うわけです。
私も「メインに使っても良いかな」と思いました。
ただ、唯一気になったのは、HDTVみたいな負荷が高くなるとき。
その場合のレスポンスの遅さはいただけません。
その辺は改善して欲しいですね。
しかし、その不満を感じさせないほどの機能があるので、使ってみる価値ありです。
私も、もう少し早く触っていれば良かったかな〜(笑)


もう少し、文章のブラッシュアップを行います。


2005.08.28
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