ASIASAT-4(C)にHDTVがH.Takashimaさんが運営されているTVRO Japanに、ASIASAT-4のCバンドでCCTVのHDTV試験放送が受信できるという情報が。おお~、この時を待っていたのですよ! というわけで、さっそく受信してみました。 準備する物HDTV対応のDVBチューナは持っていないので、以下のような物を準備しました。・VP-1020ボード(Twinhan) VP-1020Aボードでも可能なはず。 このカードは受信をしたデータをPCに渡すだけなので、ソフトウェアが対応していれば色々なフォーマットに対応できるのです。 ・DVBApps 受信用のソフトウェアです。 VP-1020/VP-1020Aボードに対応しています。 Hansさんが作成されていて、DVB Applicationsというサイトからダウンロード可能です。 最初にアカウントを作成し、ログインすると無料のソフトウェアがダウンロードできます。 ただ、今回の場合は、ドネーションをした後にダウンロードできるバージョンを使用する必要があります。 私は$20を送金し、DVB2 levelになっています(送金はPayPalを使用) 今回使用したバージョンは、0.8.0.1709(ファイル名DVBApps1709.exe)です。 ・VP-1020ボードを挿すPC 私はeMachinesのN2240(Celeron2.2GHz、メモリ640MB、Windows XP Home)を使いました。 HD解像度のうえに、ソフトウェアデコードなので、そこそこのスペックがないと映像にならないはずです。 ・パラボラアンテナ パラボラ本体は大畑電機製作所の120cmメッシュ(GD-120AL)で、LNBFにPBIのTurbo-4200を使用しました。 ASIASAT-4ではこれで十分受信できました。 さっそく受信してみる受信の準備ができたので、さっそく受信してみます。DVBAppsを起動し、SatcoDXを参考にしながらパラメータをこんな感じで入力します。 あ、受信するのはASIASAT-4のCバンドで、パラメータは4060VMHz・SR27500・VPID512・APID650・PCR8190。 「Tune」をクリックし、受信すると・・・おおお~~ CCTV-HDの試験放送が受信できました! 右下のウォーターマークは「CCTV HD 測試」と書いてあります。 中国でも、HDの試験放送はこういうコンテンツになるのね(笑) 音楽もなく、静かにナレーションが入っていました。 え?画面比がおかしい? そうなんですよ・・・DVBAppsは解像度のデータが正しく解釈できないらしく、最初は変なアスペクト比率で映像が出てくるのです。 それで、右下をドラッグして16:9に直してみるのですが、正しくなっているのかどうか・・・(汗) ・・・なんて書いたのですが、オプションをよく読むと、こんな設定項目が。 オーバーレイの設定に、「Correct aspect ratio」なんて項目が(汗) 「Overlay options」の「Fill」を「Correct aspect ratio」にすると、最初から正しいアスペクト比で映像が出ます。 あ、あと、WindowsXPを使っているなら、「Type」を「Video mixer/renderer (WinXP only)」にするのをおすすめします。 「Correct aspect ratio」にするとこんな感じ。 アスペクト比を維持したまま、画面の大きさを変えることができます。 え~、設定項目は、隅々まで目を通しましょう(汗) ちなみに、「Signal Information」を見ると、こんな感じ。 オーディオの情報は正しくないようです・・・。 録画してみるHDの受信ができたので、次に録画をしてみることにします。DVBAppsの場合、受信したMPEG-2TSの、指定したPIDのデータだけ抽出してそのまま記録しているようです。 DVBAppsの録画ボタン(赤色のやつ)をクリックすると録画が始まります。 マシンのパフォーマンスが低いときは、ウィンドウを最小化をして余分な負荷をかけない方が良さそうです。 本当は、ソフトウェアデコードを止められればよいのですが、そのような設定はないようです。 ちなみに、2分ほど録画してみましたが、360MBものサイズになりました。 で、再生なのですが・・・DVBAppsには再生機能がついていません! (画面上にある緑色の再生ボタンは付いているだけ。「This Button does not do anything yet」なんて言ってきます) そこで、MPEG-2TSも再生できる、「VLC media player」を使用することにします(このソフトは色々なCodecに対応していて便利ですね) といっても、録画時に作成されたデータの、ファイル名を指定して再生するだけですが・・・。 そうすると・・・。 おお~、画像は出ました。 しかし、音声が出ない! うむむ・・・DVBAppsのSignal Informationの表示も怪しかったしなぁ。 パラメータが正しくないようです。 この辺はもう少し追いかける必要がありそうですね。 というわけで、録画に関しては当面おあずけです。 使える?海外もHDが本格的になってきましたね。しかも、日本じゃ考えられないような簡単な設備で見えちゃうのですからすごいです。 (日本じゃ、映像データが流れるところで、ユーザーアクセス可能なバスはすべてセキュアにしないとならないらしいので、今回みたいな簡単なPCIカードではダメなのです) しかし、PCスペックを要求しますね~。 今回、eMachinesのN2240というCPUがCeleron2.2GHzのマシンを使ったのですが、それでもコマ落ちする・・・。 ず~っとCPU使用率が100%でしたから、かなりの負荷のようです。 まあ、オンボードビデオを使用しているので、この辺を改善するともう少し改善しそうな感じですが。 当面、このチャンネルの受信で遊べそうです(笑) 2005.08.27 |
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