ず~っと、気になっていたものがCバンド用のアンテナを設置してから気になっていた事があります。それは何かというと、アンテナの方向に関係なく、スペアナで信号が見えるのがあるのです。 画面上部に見える信号は、ASIASAT-3Sの信号。 スイープ範囲を変えてあるので、不明信号がこの辺にありますが、3400MHz近辺の信号です。 最初、内部発振か、逓倍波か何かかと思っていたのです。 けど、Cバンドの120cmアンテナと180cmアンテナでは見えるけど、Kuバンドのアンテナでは見えない。と言う事は、スペアナの問題ではなく、アンテナ側だろうと見当をつけました。 それに、2種類のLNBFでも波形が観測できるとなると、外部信号だろうとも見当をつけました。 怪しいと言えばで、考えられるのはこれしかありません。見にくいですが、鉄塔が写っています。 SBSラジオの富士宮中継局なのです。自宅から、さほど離れていません。 10年以上前まで、中継に900MHz帯を使っていたのですが、ここ数年受信できなくなっていました。 もしかしたら、この回線が移行して3400MHz帯になったのかもしれません。 と言う事で、広帯域受信機を接続してみる事にします。 準備する受信方法の原理は、まあべるさんのここを参考にしてください。私も、ほぼこの方法で受信しました。 通常設置しているCバンドのパラボラで信号が見えるので、アンテナはそのまま使用。 電源供給が面倒だったので、アナログチューナと片方通電の分配器を使いました。 唯一作った物は、Fコネクタ-Mコネクタのケーブルです。 インピーダンスマッチングなんて気にしないでください。どうせ送信しないので・・・。そんな細かい事を言っていたら、Mコネ使うなとも言われてしまう(笑) Fコネだってねぇ・・・まあいいや。同軸は75Ωを使用しています。 受信してみると言う事で、作ったケーブルをAR8600に接続します。ラジオライフの周波数帳2002から、SBSで使用している周波数を3447MHz、3450MHzと見当をつけます。 と言う事は、受信周波数は 5150MHz-3447MHz=1703MHz 5150MHz-3450MHz=1700MHz になるわけです。 早速、周波数を合わせると・・・ お!受信できた。1703MHzで、SBSラジオがWFMで受信できます。 1703MHzから、ちょっとずれているけど、映像用の信号を受信するためのLNBFだから、この位のズレはしょうがないでしょう。 実用度は?不明信号はSBSのSTL回線のようです。さて、これでSBSラジオをWFMで聞くかと言えば、ん~・・・実用度は低いです。 AM品質で送信するのを前提に音作りをしているので、WFM時点では音質がまちまちだし、音声帯域をハッキリさせるためか、妙にうるさいです。 受信するのに、複数の機械が必要だし(笑) 余程、録音したい番組以外は使用しないと思います。 アンテナを見てきた気になったので、出かけたついでに、送信所を見てきました。ん?いつの間にかパラボラが・・・。 それも、私の家と反対方向を向いている。 900MHz帯を使っていたときは、日本平の電波を受けていたはずなのですが、今は三島からの電波を受けているようです。 そうなると、延長線上に私の家があるので、受信できるわけです。 2003.07.21 |
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