HSS-100Cを使う!


HSS-100Cは手放してしまったので、これ以上の詳細は書けません。
ご了承ください(2005.01.10)

HSS-100Cを入手しました!

個人売買でDVB方式のデジタルチューナHSS-100Cを入手しました。\5,000で入手。
何を今更・・・と言われそうですが、欲しかったんだも~ん。
ちなみに、初期ロット版60CHしか無いタイプのようです。1997年頃に購入したようです。


これが、入手したHSS-100C。
韓国HYUNDAI製ですが、それ以外のスペックはよくわかりません。


ちなみに、背面はこんな風になってます。
誰か、TPSGスイッチは、何の機能なのか教えてください・・・。

使用感

現在、主に使用している海外衛星用のデジタルチューナは、GLOBAL製のGSR-1110ですが、それに比べたら、天と地の差・・・。まあ、5年以上前の機械だからね、しょうがないところはあります。

チューナに設定するのは、トラポンの情報のみで、そのトラポン内のチャンネルをリモコンで変更することになります。イメージとして、そのトラポン内にあるデジタルデータを、データ順に見せてくれるような感じです。
衛星チューナというより、DVBフォーマットのデータ表示器って感じです。
ですので、ダイレクトにチャンネル選択するには「5801」とか「0101」とか入力する必要があります(ちなみに、「5801」でTP58の1チャンネル目)


起動時の画面。というか、起動画面があるのかい(笑)
電源投入から、映像が出るまで15秒ほどかかります。
トラポン変更時も、15秒ほどかかります。



ちなみに、メニューはこれだけ。
TP番号は任意で、LNBに供給する電圧を指定(H/Vではない)、受信周波数を「kHz」!で入力、FECを入力し、シンボルレートを入力します。
PPID、VPID、APIDの指定はできません!

その為に、PID指定の必要なチャンネルを見ることができません。
また、スクランブルがかかっているチャンネルと、FTAのチャンネルが混載しているトラポンを受信できない場合もあります(ASIASAT-3SのCHannel[V}なんか)
あと、理由は不明ですが、PAS-8のMTVパッケージにあるFTAチャンネル(MTV Chinaなんか)を見ることができません。
NTSCのチャンネルを見ていると、「リップシンクずれ」がひどい場合があります。

まあ・・・当時を考えればこの位でしょう。アンテナ切り替え機も対応していないし、固定衛星の固定チャンネル用と考えていたので、良しとします。

そんなわけで分解してみた

Watch編集部ではないのですが、分解してみました(笑)


ふたを開けた状態。ふたは至極開けやすかったです。
基盤は2階建て、右側に電源があります。



この装置のメイン部分、C-CubeのCL-9100とCL-9110。
CL-9100 MPEG-2 Video Decoder
CL-9110 MPEG-2 Transport Layer Demultiplexer
なんだそうで、MPEG-2TSを解釈するだけで1チップあるようです。
CPU機能がCL-9100にあると思うんだけど・・・データシートがないのでよくわかりません。



映像・音声出力部、左がCrystalのCS4920A、右がフィリップスのSA7102です。
CS4920AはDAC(中身はDSPのようですが)で、SA7102はDigital video encoderです。
え!エンコーダ?なんで?と思ったのですが、デジタルデータをNTSC/PALにエンコードするICの方でした。
ん~、C-Cubeはほんとにデコードするだけで、映像も外部で変換する必要があるのね。



で、これがプログラムが格納されている部分。

型番を確認するのを忘れてしまいました。EP-ROMなのは確かです。
チップが偶数と奇数で分かれているところを見ると、8bit幅のメモリなのでしょうか?
しかし、ラベルを一回剥がした痕が・・・。どういう事だ?



受信モジュールはNOKIA製でした。
データシートが見つからなかったので、どのくらいの性能かはわかりません。
DVBの本場製なので、ハズレはないと思いますが・・・受信感度がよいかどうかは・・・。



何故か、こんな所にFANがついています。
これかぁ~、YAPPONさんがうるさいって言っていたFANは・・・。
しかし、初めて見た・・・FANが基板に載っているなんて・・・・。

結構うるさいです。しかし、そうでもしないと発熱がすごいのでしょう。

それ以外にも、PLDが結構載っていて、「金かかってるなぁ~」というのが正直な感想です。
SONYの初代PerfecTV!チューナ、DST-500JSもこんな作りだったので、当時の衛星デジタルはこの位の設計が必要だったのでしょう。大変だなぁ。



ちなみにリモコンもばらしました。お得意の水洗いのため(笑)
ごくごく普通の作りです。単四電池2本使用。


ちなみに、全体像。キーが少ないです。

2003.02.22/2005.01.10
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