パソコンを更新した今まで使っていたパソコンが、力不足になってきたので、新しいパソコンを購入することにしました。今までは、自作だったのですが、コストパフォーマンスや、安定度を考えると、メーカ製がよいので、今回はメーカ製です。で、購入したのが、emachinesのN2240。最安値マシーンです。\44,800なり。 性能と、コストパフォーマンスのバランスがよいので、快適に使用しています。 けど問題がただ、唯一の問題が、「映像をキャプチャできない」と言うこと。今までは、ATIのALL-IN-WONDER 128 PROを使用していたので、このボードの機能を使い、キャプチャしていました。 ただ、今回のマシーンは、オンボードビデオなので、もちろんそんな機能は無し。 このページ用に映像がキャプチャできなくなってしまうので、キャプチャボードを購入することにしました。 購入の条件今回、キャプチャボードを購入するにあたり、下記の条件で探しました。・外付けタイプでUSB2.0接続 ・NTSC/PAL/SECAMがキャプチャできる(PAL-Mとかはできなくてもいいけど) ・近場の店で購入できる くせ者が、「NTSC/PAL/SECAMがキャプチャできる」という条件なのです。 通常、PAL/SECAMは関係ないので、普通に販売されている製品を購入すれば問題なく使うことができるのですが、この条件を入れるだけで選択肢が限られます。 実際、「外付けタイプでUSB2.0」と「NTSC/PAL/SECAMがキャプチャできる」という機能両方を持っている装置は、カタログ上からだと探しきれませんでした・・・。 アイ・オー・データ機器のGV-M2TV/USB2が、YUANという会社のOEM品で、OEM元の製品はNTSC/PAL/SECAMが使えると書いてありますが、アイ・オー・データの製品では使えるかわからないし・・・。 と言うことで、おとなしくPCIカードタイプのキャプチャボードにすることにしました。 それでも、国内メーカ(メルコとかカノープスとか)はNTSCとしかカタログには書いていないし、エルザとかもNTSCのみと書いてある・・・。 ちょっと調べたところ、BT878Aを使用しているボードはNTSC/PAL/SECAMが使えるらしい。 BT878Aを乗せているボードでも、海外製品ならNTSC/PAL/SECAMを選択できそう。 フィリップスのチップやConexantのチップを乗せているボードはNTSC/PALのみ。 この辺のことを頭に入れて、実際に店頭で探してみることにしました。 とりあえず購入してみたOAナガシマ富士店の店頭で、都合の良いボードを発見。これが、そのときに購入したボードでLeadtekのWinFast TV 2000XP Deluxe。 BT878A搭載で、2カ国語対応、FMチューナ搭載という、便利そうな仕様だったので購入しました。\7,500なり(オマケしてもらってね) 値段の割に、中身が豪勢で、ボード本体にリモコン・FMアンテナ・リモコン受光部・添付ソフトと盛りだくさんでした。 これがボード本体。ちょっとAssemblyが雑。小基板にハイブリットICが実装されています。 しかし、大問題が自宅に帰って、早速取り付けました。で、ドライバをインストール・・・出来ない(涙)インストール途中で、OSが落ちてしまいます。 取説通りの手順だと問題があるようで、添付CDからソフトウェアをインストールする前に、ドライバをCDから直接インストールする必要があるらしい。 ま・・・この位の違いはあるでしょと思いながら、OS再起動。 「ん!」 「ぶつ!」「ぶつ!」というノイズが、スピーカから聞こえてきます。 もちろん、原因はキャプチャボード。かなりアナログ部分の作りが情けないようで、キャプチャボード本体から盛大にノイズが出ています。電源起動時なんて、「じゅあぁぁぁぁ~~~~」なんてノイズも。 TVチューナソフトを起動させると音が聞こえなくなるので、アナログ部のアンプ回路あたりがおかしいのでしょう。 と言うわけで、この時点で使用を中断。このボードは使わないことにしました。 リベンジということで、翌日、再度キャプチャボードを購入しました。今度は、玄人志向のBT878A-STVPCI2。\5,480なり。 決め手は、玄人志向であると言うこと(多少はQCチェックしていると期待して)と、OEM元がKWORLDであると言うことでしょうか。 こちらはFMチューナ無しです。 中身はシンプル。カード本体と、Line接続ケーブル、添付ソフトウェアとぺら1枚の取説だけです。 ボード本体。どうも、どの会社もリファレンス回路を見て設計しているようで、同じハイブリットICが実装されています。 今度はどうよ?ちょっと心配しながら、ボードを取り付けました。これで失敗したら、1万円以上、お金をドブに捨てるような物だからね。で、おそるおそる電源を入れ、ドライバ・ソフトウェアをインストールしました。 今度はOK!ノイズは出ませんでした。良かった良かった。 添付ソフトは、「MpegTV Station PCITV」というKWORLDのソフトと、「PowerVCR2」というCyberLinkのソフト2つが使用できます。 これが、MpegTV Station PCITVというソフトの画面。映像はPhoenix InfoNews(PAL)。 6月からキャプチャは、このソフトを使用して行っています。 あともう一つのソフト、PowerVCR2。映像はTVBS-N(USA)です。 こちらの方が、録画という意味では機能があって便利です。 私の場合、それが主目的ではないので・・・。 マルチ方式対応ならと言うわけで、NTSC/PAL/SECAMの表示・キャプチャを行いたいなら、玄人志向のBT878A-STVPCI2がおすすめです。SECAMはできなくても良いならば、別のボードもあるかもしれませんが。 元々一般的ではない用途で使用するために、ボードを探したので、ちょっと苦労してしまいました。 何かの参考になれば幸いです。 2003.06.22 |
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