番外編 AORのSA7000を設置する!


広帯域受信機はあれど

ラジオライフで言うところの「おもしろ無線」受信用に広帯域受信機を2台所有しているのです。


AORのAR8600(初代)
AMラジオ代わりにしたり(笑)、スキャンさせて地元の救急波・消防波・地域防災無線やカンパニー波を聞いています。
「トーンエリミネータ」を入れてあるので、電車が止まっているときなどに鉄道無線を聞いていたりします。



ICOMのIC-PCR1000
WebRADIO@Shizuoka用に使用しています。


で、思ったのが「アンテナが物足りない!」ということ(笑)
IC-PCR1000に第一電波工業のD1300AMを、AR8600にアマチュア無線用アンテナVX1000(50M/144M/430Mのアンテナ)を繋いでいるのですが、受信できる内容に不満がある!
もう少し感度を良くしたいし、HF帯も受信したいのです。
特に、WebRADIO@ShizuokaはHF帯のリクエストが多いので、1本のアンテナでIC-PCR1000の受信範囲をカバーしたいと考えていました。


IC-PCR1000に繋いでいるD1300AM(第一電波工業)



AR8600に繋いでいるVX1000(第一電波工業)


で、下記の条件でアンテナを探しました。
・HF帯をカバーしている
・できれば500kHz〜1.3GHzをサポート
・パッシブタイプ(アクティブタイプは混変調とか色々あって好きではないので)
・ディスコーンかグランドプレーンタイプ
・大きくないこと

最初は第一電波工業のD303を考えていたのですが、0.5MHz〜200MHz帯というので導入は見送り。
何か良いの無いかな〜と探していて見つけたのが、AORのSA7000(リンクはUKサイト)なのです。

AORのSR7000を購入する

SA7000は周波数30kHz〜2GHz、利得最大0dB、全長1.8m、重量1.5kgという内容なのにパッシブタイプという、「どうやってるの?」と感じてしまうアンテナです。
どうも、低い周波数用のアンテナと、高い周波数用のアンテナを持っていて、それを根元で混合しているらしい。
あまり遠くは受信できないかもしれませんが、まんべんなく聞こえそうなアンテナですね。ちょっと期待。

で、購入することにしました。
近場に無線機屋がないので(汗)通販で購入することに。
AORのトップページに楽天市場へのリンクがあったので「ここから買えるかな?」と思っていたのですが、店舗がない(汗)
調べると、有名どころでは川崎電子アペックスラジオが通販できそうな感じ。
価格を見てアペックスラジオで購入することにしました。

発注したのが2005年1月10日。到着したのが12日でした。


これが購入したAORのSA7000。\14,325(税・送料込)なり。

早速組み立て

早速、袋から出して組み立てます。


これが内容物一覧。
左からエレメント(高い周波数は1本、低い周波数は3分割されています)、ミキサ&マスト取り付け部、同軸ケーブルと変換コネクタ。


ちょっと思ったのが、同軸ケーブルと変換コネクタ。


同軸ケーブル(RG58/Uが15m)とBNC-M変換コネクタとBNC-N変換コネクタ。

これ必要ないから安くしてくれないかな〜(笑)
セットにした方が良いのはわかりますが、手持ちがあるから使わないのよ。
これだけでも結構な金額だよね?たぶん・・・。


低い周波数側を組み立てます。

付属の六角レンチで締めていけばOK。


次に、高い周波数側を組み立てます。

高い周波数のアンテナ。ただ、先にこの状態にしてはいけません(汗)
エレメントは最後に取り付けます。
しかし、この写真だけ見ると、一昔前のモービルアンテナみたい。



低い周波数のアンテナをミキサーに取り付けてねじ止め。
その次に、高い周波数のアンテナのコネクタ部をミキサーに取り付けます。
最後に高い周波数のエレメントを低い周波数のエレメントから一番遠くなるように取り付けます。
ここまでで必要な道具は、付属の六角レンチと、プラスドライバだけです。



これで完成です。所要時間5分(笑)

屋根に取り付け

雨上がりの曇り空ですが、早く使ってみたいので、早速取り付けを行います。

VX1000を取り付けていた場所と入れ替えでSA7000を取り付けるので、VX1000を降ろします。
その次にSA7000を取り付けて、すでに敷設してある同軸ケーブル(VX1000の使い回し)を繋いで、防水加工をしておしまいです。
簡単簡単。


取り付けた状態。所要時間30分(笑)

ちなみに、ミキサー部を北に向けています。
何故かというと、直射日光が当たるのをなるべく避けるためです。
ゴムとかプラスチックとか痛みやすいからね・・・。



ミキサー部。SA7000に付属の同軸ケーブルには防水用のビニールキャップが付いているのですが、それは使わないので自己融着テープ+ビニルテープで防水しています。
こんな感じで、マストからずれた位置にアンテナが出るので設置には注意が必要かも。



設置完了。左がD1300AM、右が今回取り付けたSA7000。

受信してみる!

早速、AR8600に繋いで受信します。

受信した周波数帯(細かい周波数は割愛)で、D1300AMとSA7000のどちらが良かったか私の耳Sで判断するとこんな感じでした。

周波数(MHz) SA7000 D1300AM
AM放送帯
5
9
15
21
50
60
79
88
95
221
380
433
559
631
721
903
※「○」は良く受信できる、「△」はまあまあ受信できる
※あくまで私の耳で聞いた判断です
※1GHz以上は比較対象にするものが無くて、比較できていません

おお、見事に差が出た。

SA7000は周波数が30kHz〜2GHzなのですが、低い周波数が得意みたい。
高い周波数は苦手のようです。
テレビ音声(地元のUHF27ch)ですら満足に受信できない状態でしたし・・・。
高い周波数はオマケと考えた方がよいかもしれません。

D1300AMは周波数が中波AM・25〜1300MHzというだけあって、高い周波数が得意のようです(というか、短波帯は仕様外)
その割に、短波帯はなかなか良い成績を出してくれました。
中波AM部分が働いたのかな?
謳っている周波数はキッチリ受信できるようです。

こんな人にお勧め

SA7000は中波や短波を受信する人にお勧めです。
「短波用のアンテナを建てたいけど、大きいものはちょっと」とか「手軽に短波を楽しみたい」という人にはお勧めです。
ただ、過度の期待はしないでください。やはり長さ相当の性能です。
BCLをするには良いかも。
久しぶりにラジオ韓国を聞いたら、日曜日はK-POPを紹介する番組を放送しているのですね。ビックリしちゃいましたよ。
私は「ラジオ韓国」といえば「玄界灘に立つ虹」の印象があるので(それも18年くらい前の)、「こんなに柔らかくなったの?」と感じてしまいました。
(その後、インターネット放送で「玄界灘に立つ虹」を聞いたのですが、こちらも柔らかくなっていてビックリ)
いやはや・・・。

D1300AMは「おもしろ無線」を受信する人にお勧めです。
受信には不満のない性能は出してくれると思います。
もちろん、「航空無線だけ聞くのだ」とか「鉄道無線だけ聞くっす」いう人は、専用のアンテナを建てた方が良いでしょう。
「色々な周波数を聞きたいけど、ディスコーンの性能じゃ不満」という人は、ログぺりを考えてください(意外に安いですよ)
大きさの割に、性能のバランスがよいです。

で、SA7000とD1300AMのどちらを勧めるかというと、D1300AMですねぇ・・・。
中波AMもよく聞こえ、短波もまずまず、VHF/UHFはしっかり聞こえる割に、大きさも程よいのでおすすめです。
問題になるといえば、「破れ傘」を容認できるかどうかですね(笑)

2005.01.15/2005.01.16
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