120cmのLNBFを交換する!


120cmアンテナが調子悪くなってきた

120cmアンテナを設置したのが2002年8月。
設置から2年半、LNBFの不調に悩まされてきました。
症状は「風が吹くと、その後は受信できなくなる」というもの。
理由はわかっていたので、根本的な解決を図ることにしました。

何故不調になるのか?

過去、不調になったのは2回。
1回目は「LNBF(SPL-2210)コネクタが半田クラックで基板との接触が不良に」、2回目は「同軸ケーブル(7C-FB)のコネクタ不調(コンタクトの接触がおかしくなった)」でした。
2回目の不調は、同軸ケーブルを動かすと受信できていたので、だましだまし使用していました。

まあ、こんな設置をしているのが悪いのです(汗)



大畑さんの120cmはセンターから出ているパイプでLNBFを固定するタイプなのです。
なので、同軸ケーブルを上手く這わすことができず(7C同軸だし)、パラボラの裏側まで同軸が宙ぶらりんな状態になっています。
で、風で同軸が煽られて、LNBFのコネクタ半田クラックや、同軸ケーブルのコネクタ不良をおこしていたと考えられます。
同軸の引き回しはあまり改善できないので、コネクタに負担がかからない方法に変更することにします。

資材購入

というわけで、対策のために下記資材を入手しました。


PBIのC/Kuバンド両用LNBF、Turbo-4200
Yahoo!オークションで入手。\7,980なり。

180cmパラボラでも使っているのですが、120cmでも使ってみることにしました。
これでKuバンドの受信の幅が広がるかな?という思惑もあるのです(笑)
75cm+DG-120の組み合わせを降ろさなければならないのもあるのですが(涙)



同軸ケーブル、マスプロ電工のS5CFV(100m巻)。
(株)浅井で購入(資材センターの方ね)。\5,500位かな?
色々な物と一緒に買って、まけてもらったので金額がよくわからん(笑)

100mもいるのか?と言われそうですが、Cバンド/Kuバンドで同軸が各1本必要で、別途購入した地上デジタル用のUHFアンテナにもこの同軸を使用したいと考えているのです。
そうすると、私の家では30m×2と25m×1で85m必要なのです。
ちょっと同軸が余ってしまいますが、100m巻で買った方が安いのですよ。

それと、「S5CFVなの?」と言われたのですが、私が「あまりFBのケーブルが好きではない」という、ただそれだけの理由です(汗)
損失はそこそこあるとは思いますが、まあ受信できないものはしょうがないと諦めています。
この同軸の方が、取り回しが楽ですしね。

設置する

1月に材料を購入してから作業が進みませんでしたが、4月になり暖かくなってきたので作業を再開します。

とりあえず、這わす同軸の長さを予想し、2本分の同軸を準備します。


30m×2本を100m巻きの箱から取り出します。
もう少し丁寧に取り出せば良かったと、後で後悔します・・・。

防水型のコネクタを取り付け、Turbo-4200に同軸を接続します。


これがコネクタに負担をかけないための秘策です(笑)
同軸をLNBF本体にくくりつけ、その後、同軸を宙ぶらりんにします。
(「結局宙ぶらりんかよ」と言わないで(汗))

Turbo-4200でなくても、LNBFに同軸をくくりつける方法はあると思います。
私はKuバンドも受信したかったので、LNBFを交換してしまいましたが。


かなり端折りましたが(汗)、パラボラにLNBFを取り付け、同軸を家の中まで引き込みます。


今度はこんな感じで同軸を這わします。
これなら、同軸が風で煽られてもコネクタには負担がかからないですね。

LNBF部分はこんな感じ。


C/Kuバンド両用のLNBFなのでさすがに大きいです。
LNBFの置き換えが主なので、ほとんど調整らしい調整もせずに受信できるようになりました。

で、LNBF交換後はこんな感じになりました。


ASIASAT-3S受信中。

LNBFの交換自体は1時間くらいで終了したのですが、その後の同軸の引き込みに時間がかかった・・・結局2日がかりになってしまいました。
(使用していないパラボラの撤去も行っていたのですが)



これからの予定。
・C/Kuバンドで何が受信できる?
・LNBFの性能は?

というわけで、つづく。






2005.01.15/2005.04.10
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